塩澤幸登(しおざわ・ゆきと)さんの『U.W.F.戦史』三部作の2冊目まで読みました。つまらない。
でも3冊目も読もうと思ってます。逆転で面白くなるかもしれないから。
なにがつまらないかというと、引用だらけな点。
この著者は『プロレス 罪と罰』というムックで自著についてこう語っています。
「後に第3巻を書く段になって、さまざまなめぐり合わせもあって、当事者である前田日明や田村潔司といった選手に取材することになるのですが、当初は当事者への取材を意図的に避けていました。
この業界は取材することで検閲を受けることが多く、自由な記述が制限されるリスクを警戒したわけです。」
ここだけ読むと、なるほどと思いますが、そう言いながら著書の中はさまざまなプロレス本などからの引用だらけ。「自由な記述が制限され」ているはずの本から、そんなに引用してどうする!?
引用の量が半端なく多くて、全体の半分くらいは引用じゃないかと感じてしまうほど(ちゃんと数えてないけど)。そんな手法なら、こんな分厚い3冊も簡単にできあがるだろうね。
しかもですね、どっからどこまでが引用なのか、そのスタート・終了地点が明示されていない。地の文と同じレイアウトなので、まぎらわしい。引用の多さを目立たなくするための作戦なのか。そして、誰の発言・著述か明示されずに始まることがたびたびなので、主語がわからん。意味が取りづらい。
引用のあいだに挟まる著者の意見も、大したこと言ってないんだよなぁ。凡庸だよなぁ。
というわけで2冊目までは駄作。
3冊目で逆転はあるでしょうか。
一方、並行して読んでる『1976年のアントニオ猪木』(柳澤健)って本はスバラシイ。名著です。
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