『U.W.F.戦史3』をもうすぐ読み終えるけど、やっぱり駄本だった。
例えば・・・
p.505
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それと、このときはもう、いまの奥さん(タレントの向井亜紀)と恋愛状態にあったというのだが、彼女から「男のコだったら、いつまでも誰かの子分でいないで、このへんでバシッと勝負しなさいよ」ぐらいのことをいわれていたのかもしれない。 |
これは高田についての文章だけど、ただ著者の推測を述べてるだけのようだ。事実かどうかを確認しようとした形跡は、この文章からは全く読み取れない。次も同様。
p.527
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あれだけ大騒ぎして、あれだけもめるなかで、その紛争にほとんど加わらずにいた藤原が、なにもせずに傍観していたとも思えない。また、この話というのは最初は藤原と神、ふたりで組んでメガネスーパーの傘下に新団体を創設する、という形ではじまっていたはずなのである。おそらく、神はどこかの自転でメガネスーパーにNGを出されて、藤原だけが話のつながりとして残っていたのではないか。少なくとも、藤原が動くのであればこうこうというような大まかな約束が、輪郭としてあったのではないか。もし、藤原がいうような、すべては船木からはじまった、というような話だったら、そんなに手際よく、[条件、待遇]の話まで出てきたというようなわけにはいかないのではないか。 |
こちらも、ただ推測に推測を重ねてるだけ。恥ずかしい。
本書を貫く基本スタンスは、前田を誉め、高田を貶す。その客観的根拠はよくわからない。既存の資料の文章を読み比べて、著者の印象・思い込みだけで「うーん、前田の方が話の筋が通ってる!」と勝手に判断しているだけのようだ。しかも、前田には直接取材してすっかり心酔してしまった様子が伺えるため、どちらが正しいかの判断をする際に、かなりバイアスがかかっていることが予想される。
その判断の元になっているたくさんの引用資料を読んでいる限りでは、僕は「あぁ、どっちもどっちだね、どっちにも問題があり、それぞれの事情もあったんだね」という風にしか感じないけども。
塩澤さんには、ぜひ、『1976年のアントニオ猪木』を熟読して頂いて、優れた本とはどうやって作るかをよく勉強していただきたいものだ。
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